レッスン318「私の中では、救済の手段と目的はひとつのものだ」

2014年06月01日
レッスン311〜320 0

We are not channels, we are instruments.
私たちは水路なのではありません。私たちは道具なのです。

Channels give nothing of their own, they just let water run through them.
水路はただ自らに水を通過させるだけなので、水路には自分独自の貢献は何もできません。

In our action, we are instruments in God’s hand and He writes beautifully.
私たちの行動によって、私たちは神が手にするペンとなり、神は見事に書いてくれます。



Mother Teresa
マザー・テレサ



I always say I am a little pencil in God’s hands.
私はつねづね自分は神の手に握られた小さな鉛筆のようなものだと言っています。

He does the thinking.
考えるのは神です。

He does the writing.
神が書き手なのです。

He does everything and sometimes it is really hard because it is a broken pencil and He has to sharpen it a little more.
神がすべてをなすのですが、私のほうは不完全な鉛筆なので、ときに神の業をなすことは実に困難な事態となって、神はもう少し鉛筆を尖らせなければならなくなります。

Be a little instrument in His hands so that He can use you any time, anywhere.
神がいつでもどこでもあなたを使えるように、神の手の内にある小さな道具となりなさい。

We have only to say ‘yes’ to God.
私たちは神に、ただ「はい」とだけ言えばよいのです。



Mother Teresa
マザー・テレサ





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レッスン318です。

「私の中では、救済の手段と目的はひとつのものだ」が今日のレッスンです。



まず、最後の審判とは何かをご覧ください。






目的と手段

目的とは到達したいと意図、願望する状態、手段とは目的を達成するために必要で役立つ行為、方法、要素です。

この世界では通常、弓矢で遠くの的を射るように、目的と手段は別ものです(レッスン93「光と喜びと平安が私の中にある」)。


手段の自己目的化と称される、本来の目的を忘れて本来手段でしかないはずの行動を行うこと自体がいつの間にか目的にすり替わってしまう本末転倒状態では、目的と手段は一緒になりますが、それは、本来の目的を放棄してのものです。


神の子の救済に関しては、目的と手段はひとつで同じ

本来の目的である神の子の救済に関して、目的と手段がひとつであるということは、手段自体が目的だということです。

「I am the means by which God's Son is saved, because salvation's purpose is to find the sinlessness that God has placed in me.
 私こそが神の子が救われるための手段なのだ。なぜなら、救済の目的は、神が私の中に置いてくれた潔白さを見出すことだからだ。」

神の子が自分が何者かを忘れて幻想世界を作り出してその世界の中の罪にまみれた卑小な生き物になっている状態から、神の子が本当の自分を取り戻すことが救済です。

そして、神の子は現実に自分を作り変えて卑小な生き物になっているわけではなく、幻想を抱いて虚構が真実だと信じ込んでいるだけなので、必要なのは、神の子が錯覚を解消して正気を取り戻すことだけです。


神はわが子を潔白に創造しているので、神の子が自分は潔白な神の子だと自覚することが目的であり手段だということになります。




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Lesson 318

In me salvation's means and end are one.
私の中では、救済の手段と目的はひとつのものだ。



1. In me, God's holy Son, are reconciled all parts of Heaven's plan to save the world.
 神の聖なる子である私の中では、世界を救うための天国の計画のすべての部分が調和している。

 What could conflict, when all the parts have but one purpose and one aim?
 すべての部分がただひとつの意図によるひとつの目的しか持っていないというのに、いったいどんな葛藤がありうるというのだろう。

 How could there be a single part that stands alone, or one of more or less importance than the rest?
 どうして孤立する部分が存在したり、残りの部分よりも重要であったり重要でなかったりする部分が存在できるだろう。

 I am the means by which God's Son is saved, because salvation's purpose is to find the sinlessness that God has placed in me.
 私こそが神の子が救われるための手段なのだ。なぜなら、救済の目的は、神が私の中に置いてくれた潔白さを見出すことだからだ。

 I was created as the thing I seek.
 私が探し求めている存在として私は創造された。

 I am the goal the world is searching for.
 私こそ、この世界が探し求めている目標なのだ。

 I am God's Son, His one eternal Love.
 私は神の子であり、神の唯一の永遠の大いなる愛だ。

 I am salvation's means and end as well.
 私は救済の手段であるとともに目的でもあるのだ。



2. Let me today, my Father, take the role You offer me in Your request that I accept Atonement for myself.
 わが父よ、今日こそ、あなたが私自身のための贖罪を受け入れるようにと私に求めて、あなたから私に差し出されている役割を私が引き受けられますように。

 For thus does what is thereby reconciled in me become as surely reconciled to You.
 というのも、そうすることで、私の中で調和するものは、確実にあなたとも調和するようになるからです。


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それでは、ブリトニーさんのレッスンです。






次

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It’s not how much we give, but how much love we put into giving. – Mother Teresa

 松山 健 Matsuyama Ken
この記事を書いた人:  松山 健 Matsuyama Ken

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