レッスン328「一番を得るために、私は二番を選ぶ」

2014年06月11日
レッスン321〜330 0

他人に興味を持つことによって自分自身を忘れよう。
毎日、誰かの顔に喜びの微笑みが浮かぶような善行を心がけよう。



デール・カーネギー



I can do things you cannot, you can do things I cannot; together we can do great things.
私はあなたにできないことができ、あなたは私にできないことができます。一緒になら、私たちには偉大なことができます。



Mother Teresa
マザー・テレサ




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レッスン328です。

「一番を得るために、私は二番を選ぶ」が今日のレッスンです。


まず、創造ってなに?をご覧ください。






個としての独立、自立は相互依存に到達するための通過点でしかない

1.「It seems that we will gain autonomy but by our striving to be separate, and that our independence from the rest of God's creation is the way in which salvation is obtained.
 一見すると、私たちが懸命に分離していようと苦闘することによってのみ、私たちは自律性を獲得でき、私たちが自分以外の他の神の創造物から独立していることが救済を達成する方法であるかのように思える。

 Yet all we find is sickness, suffering and loss and death.
 しかし、そうすることで私たちが見出すのは、病気や苦悩、そして喪失と死だけだ。」

エゴに惑わされた状態で素朴に考えた場合、個人として他者を差し置いてでも努力して自分を磨くことで救済が実現できるように思います。

しかし、救済によって救い出されるべき状態というのが、エゴによって信じ込まされている、自分が他者と分離した身体という特別な存在であり、身体とともに消滅する制限された存在だという感覚からだとすれば、個としての自律性・独立性を極めることは、救済どころかエゴを支援することにしかならないのは言うまでもありません。


お互いに支え合える(迷惑をかけ合える)ことはすばらしい



7つの習慣 (スティーブン・R .コヴィー著)でも、個人の成功について、私的成功のみで終わらず、公的成功をも目標とし、個としての自律・自立の達成の先に、自立を土台とする相互依存の構築を目標としています。

私たちは、素朴に他人様に迷惑をかけない大人になることが成熟であるように感じていますが、自給自足できるように思える独立した個人となるのは、ただ単に他者を助け他者に助けてもらえるようになるための通過点でしかないのであって、そこで止まるのは中途半端だといえるでしょう。


他人に迷惑をかけないなんてくだらないことを誰が言ったのかしらないんですけれども、人間はいるだけでお互いに迷惑なんです。お互いに迷惑をかけあって生きているんだというふうに認識すべきだってぼくは思う。

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宮崎駿



あなたは人に依頼しなければならない。
私の見るところ、人に頼ることがこの世で最も効果的で、最も見落とされがちな成功の秘訣である。

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パーシー・ロス(米国の富豪)



日本では、子どもに「他人に迷惑をかけてはいけません」と教えることが多いようですが、インドでは「あなたは他人に迷惑をかけて生きているのだから、他人のことも許してあげなさい」と教えるそうです。

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乙武洋匡



「8. Miracles are healing because they supply a lack; they are performed by those who temporarily have more for those who temporarily have less.
 奇跡は欠乏を補うので、癒しとなります。奇跡は、一時的により多く持っている者によって、その時点でより少なく持っている者のためになされます。」(T1-intro,1 奇跡の原理

本当に自他一体の境地にあるなら、苦境にあり助けを求める人に喜んで助けを差し延べるだろうし、反対に、自分が苦境にあって助けが必要な場面では見栄や恥の感覚に縛られることなく、自分に差し延べてもらえる助けを喜んで受け入れることでしょう。






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Lesson 328

I choose the second place to gain the first.
一番を得るために、私は二番を選ぶ。



1. What seems to be the second place is first, for all things we perceive are upside down until we listen to the Voice for God.
 二番手のように思えるものこそ、一番なのだ。というのも、私たちが神を代弁する大いなる声に耳を貸すまでは、私たちが知覚するすべての物事は上下が逆転しているからだ。

 It seems that we will gain autonomy but by our striving to be separate, and that our independence from the rest of God's creation is the way in which salvation is obtained.
 一見すると、私たちが懸命に分離していようと苦闘することによってのみ、私たちは自律性を獲得でき、私たちが自分以外の他の神の創造物から独立していることが救済を達成する方法であるかのように思える。

 Yet all we find is sickness, suffering and loss and death.
 しかし、そうすることで私たちが見出すのは、病気や苦悩、そして喪失と死だけだ。

 This is not what our Father wills for us, nor is there any second to His Will.
 こんなことは、私たちの大いなる父が私たちのために意図することではないし、神の大いなる意志にとって二番目というものはない。

 To join with His is but to find our own.
 神の大いなる意志に加わることこそ、私たち自身の意志を見出すことにほかならない。

 And since our will is His, it is to Him that we must go to recognize our will.
 そして、私たちの意志は神の大いなる意志なので、自分たちの意志に気づくためには、私たちは神の下へと進まなければならない。



2. There is no will but Yours.
 あなたの意志以外の意志などありません。

 And I am glad that nothing I imagine contradicts what You would have me be.
 そして、私は、自分が想像することが何ひとつとして、あなたが私をそうあらせようと意図することに反しないことを喜ばしく思います。

 It is Your Will that I be wholly safe, eternally at peace.
 私が完全に安全で、永遠に平安であることこそ、あなたの大いなる意志です。

 And happily I share that Will which You, my Father, gave as part of me.
 だから、私は喜んで、自らの父であるあなたが私のものとして授けてくれた大いなる意志を分かち合います。


名称未設定



それでは、ブリトニーさんのレッスンです。





次


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It’s not how much we give, but how much love we put into giving. – Mother Teresa

 松山 健 Matsuyama Ken
この記事を書いた人:  松山 健 Matsuyama Ken

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