レッスン341「私に攻撃できるのは自分自身の潔白さだけだ。そして、私を安全に保ってくれるのも、自分自身の潔白さだけなのだ」

レッスン341〜350 0

When you are offended at any man's fault, turn to yourself and study your own failings.
あなたが誰かのミスに腹を立てたとき、自分を内省して自分のしでかした失敗について振り返ってみなさい。

Then you will forget your anger.
そうすれば、あなたは自分の怒りを忘れていることでしょう。



Epictetus
エピクテトス




レッスン341です。

「私に攻撃できるのは自分自身の潔白さだけだ。そして、私を安全に保ってくれるのも、自分自身の潔白さだけなのだ」が今日のレッスンです。




まず、奇跡ってなに?をご覧ください。


T25-5 無罪!が参考になると思います。

"sinlessness"潔白さ、無罪性は、神の子が持つ属性です。

神の子が持つ属性はすべて実在するもので、それがこの世界に反映されると、それに伴って実在の不在が影として生まれるということでした。

潔白さの欠如、無罪性の不在に名前をつけて観念化したものが罪です。

この実在と実在の不在である影の関係性については、何度も繰り返し語っていますが、具体性を帯びるほど目くらましの度が強くなって理解困難になるので、何度でも何度でもしつこいくらい同じ話を繰り返しておく必要があります。

両者の関係性の中で最も抽象度の高いものは、光と闇、影の関係です。

光と闇であれば、闇が光の不在だということはすぐ理解できます。

けれど、と恐れ、平安と争いとなると光が闇に射し込んで闇を除去するように、ただちにが恐れを、平安が争いを除去するわけではないので、恐れや争いという影がや平安に対抗する実在性を持つように思えます。

さらに、精神と物質となると、むしろ物質のほうが本物で、精神は物質の作用の結果として起こる仮初の現象にすぎないとすら思えます。

潔白さと罪は、精神と物質に劣らないくらい影のほうの実在性が色濃く信じられている関係性と言えるでしょう。

物質の実在性を錯覚させているのは、実在が反映されるに際してのタイムラグが生じることで、実在の有無がリアルタイムに反映されないバッファーを設けると、バッファーが作用して、温水を氷にかけてもすぐには氷が溶けて消えないように、光が当たっても消えない闇があるかのように見せかける状態を作り出すことができ、まるで不在なはずの影が実在と同等の「存在」感を醸し出すことが可能となります。

けれど、物質によってこのタイムラグの長短はあるにせよ、世界の中の構成物はすべて仮初の存在を持つだけで、さまざまな姿かたちや色合いの見せかけを持つことはできても、どれも同じ素材で作り出された粘土細工でしかないのは同じです。

つまり、長持ちするかしないかはあるにせよ、世界の中にあるものであるかぎり、物質が精神の不在が形を成した影でしかないのは、光と闇の関係と同様です。

とどのつまり、私たちは、いずれ水に溶けて消えてしまう泥舟や氷の舟を乗り継いで、同じ幻想の素材をもとにして作り出した偶像という仮初の存在を崩れたらまた別のを作り直してといった具合に無限に中継ぎさせることで、世界が実在するかのように信じ込もうとしているだけです。



さて、本レッスンでは、私に攻撃できるのは自らの潔白さだけだと言います。

私たちは、攻撃によって罪深い他者を傷つけることができると信じています。

しかし、罪は実在せず、アバターとしての他者も自分も幻想であって実在しないので、罪ある他者は実在せず、攻撃して傷つけることはできません(レッスン26「私の攻撃的な思いが、私の傷つきようのない不滅性を攻撃している」)。

私たちは、他者を罪深いものとみなして攻撃することによって、他者に罪をなすりつけることで自分の潔白さを保とうとしているのですが、こうすることによって、私たちはかえって、自他分離の幻想を強め、他者が有罪でありうるなら自分も罪を犯しうるという信念を強めることになります。

このように他者を咎める心理、自分は悪くないと思いたくて罪悪感を他者に抱かせようと躍起になる思いは、自分が悪いとされる可能性があり、そうなっては大変だという怯えが基盤にあり、自分が真に潔白だという確信が欠落していることを示しています。

自分が潔白であることを知り確信しているなら、わざわざ自分が潔白であることを証明するために自分以外の犯人捜しをする必要などないはずだからです。

他者を攻撃することによって、私たちはかえって、自分の潔白さを危機にさらしているだけです。

しかし、自分の潔白さを攻撃することはできても、私たちが潔白であることは、実在する真実であり、真に罪深くなることはありえないので、攻撃をやめさえすれば、ありのままの潔白さがそのまま姿を現すので、私たちの安全を保ってくれるのも、同じ潔白さだということになります。



Lesson 341



I can attack but my own sinlessness,
私に攻撃できるのは自分自身の潔白さだけだ。

And it is only that which keeps me safe.
そして、私を安全に保ってくれるのも、自分自身の潔白さだけなのだ。



1. Father, Your Son is holy.
 父よ、あなたの子は聖なる存在です。

 I am he on whom You smile in love and tenderness so dear and deep and still the universe smiles back on You, and shares Your Holiness.
 私こそが、あなたの聖なる子であり、あなたは優しさの中で私に微笑みかけてくれます。あなたの優しさは本当に深く静かなに満ち溢れているので、宇宙はあなたに微笑み返して、あなたの大いなる神聖さを分かち合います。

 How pure, how safe, how holy, then, are we, abiding in Your Smile, with all Your Love bestowed upon us, living one with You, in brotherhood and Fatherhood complete; in sinlessness so perfect that the Lord of Sinlessness conceives us as His Son, a universe of Thought completing Him.
 そうだとすれば、あなたの微笑みの中に包まれ、あなたの大いなるのすべてを授けられ、完全な同胞と親子によってあなたとひとつのものとして生きている私たちは、なんと清らかで、なんと安全で、なんと神聖なのでしょう。私たちの潔白さはあまりに完全なので、大いなる潔白さの主である神は、私たちのことを神の子、すなわち、神を完全にする大いなる思考からなる宇宙として心に抱いてくれます。



2. Let us not, then, attack our sinlessness, for it contains the Word of God to us.
 それゆえ、私たちが自分の潔白さ攻撃しないようにさせてください。というのも、私たちの潔白さの中に、私たちへの神の大いなる言葉が含まれているからです。

 And in its kind reflection we are saved.
 そして、自らの潔白さが優しく反映されることで、私たちは救われるのです。


それでは、ブリトニーさんのレッスンです。




次

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 松山 健 Matsuyama Ken
この記事を書いた人:  松山 健 Matsuyama Ken

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