T12-2 神を思い出す方法

2015年01月13日
テキスト第12章(聖霊のカリキュラム) 0

「バスチアン・バルタザール・ブックス、よく聞くのだぞ。」ヨルはいった。

「わしは多く語るのを好まぬ。沈黙のほうがよい。だが、今は、一度だけおまえにはなす。よいか、おまえは生命の水をさがしておる。おまえの世界にもどるために、愛することができるようになりたいと望んでおる。愛するーーいうのは簡単だ!だが生命の水はおまえにたずねるだろう、だれを?とな。つまり愛するというのは、ただ単に、一般に愛するなどということではないのだ。ところが、おまえは自分の名前以外、一切を忘れてしまった。答えられなければ、生命の水を飲むことは許されぬ。そこでおまえを助けることができるのは、おまえが見つけだす忘れた夢の絵だけだ。その絵がおまえを泉へと導いてくれる。だがその絵を見つけるためには、おまえはおまえのまだ持っている最後のもの、自分自身を忘れねばならない。それは、きびしく、またしんぼうのいる仕事だ。よいか、わしの今いったことを、よく覚えておくのだぞ。わしは、二度とは語らぬ。」

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ミヒャエル・エンデ(「はてしない物語」より)



It takes two flints to make a fire.
火を起こすには、火打ち石が二つ必要だ。

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Luisa May Alcott
ルイザ・メイ・オルコット




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今回はテキスト第十二章から、「神を思い出す方法」という一節をご紹介します。


私たちが忘れているのは、自分ひとりだけでは神を思い出せないということ

2.「2. The light in them shines as brightly regardless of the density of the fog that obscures it.
 病人たちの中にある光は、その光を覆い隠している霧の濃さにかかわらず、燦然と光り輝いています。

 If you give no power to the fog to obscure the light, it has none.
 もしあなたがその霧に光を覆い隠す力を一切与えなければ、霧は何の力も持ちません。

 For it has power only if the Son of God gives power to it.
 というのも、その霧が力を持つのは、ただ神の子が霧に力を与えるときだけだからです。

 He must himself withdraw that power, remembering that all power is of God.
 神の子は、あらゆる力は神に由来することを思い出し、自分自身で霧に力を与えるのをやめなければなりません。

 You can remember this for all the Sonship.
 あなたは神の子全体のために、このことを思い出すことができます。

 Do not allow your brother not to remember, for his forgetfulness is yours.
 自分の兄弟がそれを思い出さないままでいるのを容認してはなりません。というのも、兄弟の記憶喪失とあなたの記憶喪失は同じものだからです。

 But your remembering is his, for God cannot be remembered alone.
 しかし、神をひとりきりで思い出すことはできないので、神の子が霧に力を与えることで自分たちがひとつであることを忘れていたのだと、あなたが思い出すことによって、その兄弟も自分たちがひとつだと思い出すことになります。

 This is what you have forgotten.
 独力では神を思い出せないことこそ、まさにあなたが忘れてしまっていることです。

 To perceive the healing of your brother as the healing of yourself is thus the way to remember God.
 このようにして、自分の兄弟が癒されることが自分自身が癒されることだと知覚することが、神を思い出す方法なのです。」





救いの公式

自分の兄弟が癒されることが自分自身が癒されることだと知覚することが、神を思い出す方法です。

そして、

3.「Whatever the sickness, there is but one remedy.
 どのような病気であれ、ただひとつの治療法しか存在しません。

 You will be made whole as you make whole, for to perceive in sickness the appeal for health is to recognize in hatred the call for love.
 あなたが兄弟を完全なものにするなら、あなたも完全なものとなるでしょう。というのは、病気のことを健やかでありたいという訴えとして知覚することが、憎しみの中に愛を求める呼び声を認識することになるからです。」

自分の中にある光を自分で霧で覆わせている状態である病気について、健やかでありたいという訴えとして捉え直すことが兄弟を癒す治療法です。

前節で出てきた攻撃は愛を求める哀訴だという聖霊のレッスンの応用版です。

救済はひとりきりではなしえず、他者との関係の中での助け合いを通じてしかなしえないという救いの公式については、

レッスン275「今日、神の癒しの声があらゆるものを守ってくれる」

P2-III セラピストの役割

T19-4Di 平安への障害4−2

を参照してください。


自分に奉仕していたときには見つからなかったすべてが兄弟に奉仕したとたんに見出される




幸福の追求、人生の意味の探求、悟りの境地を目指しての求道、すべてを通じて、皮肉にも、それを我が物にしようと追い求めているかぎりは決してそれを得ることはできず、自分が得るのを諦めて他者がそれを得られるように努めると、すでに自分にはそれが与えられていたのだと気づくパラドックスが起こります。

この逆説的な真理について、スティーブン・R・コヴィー先生が「第8の習慣」の最終章の結びで紹介してくださっている作者不詳の詩を引用しておきます。



わが神を探し求めたが、わが神は見つからなかった。

わが魂を探し求めたが、わが魂はどこかへ逃れた。

わが兄弟を探し求め、かれの求めに応えて仕えようとしたら

すべてが見つかった ー わが神、わが魂、そして汝も。






ゆにこーん_1225101759 (2) (1)

テキスト第十二章

II. The Way to Remember God
二 神を思い出す方法



1. Miracles are merely the translation of denial into truth.
 奇跡とは、単に拒絶を真理へと翻訳することでしかありません。

 If to love oneself is to heal oneself, those who are sick do not love themselves.
 もし自分を愛することが自分を癒すことだとすれば、病気にかかっている者たちは自分を愛していないことになります。

 Therefore, they are asking for the love that would heal them, but which they are denying to themselves.
 したがって、病人たちは自分を癒してくれる愛を求めながらも、自分に愛が与えられるのを自ら拒んでいるのです。

 If they knew the truth about themselves they could not be sick.
 もし病人たちが自分が本当は何者かという真理を知ったなら、彼らは病気でなどいられないはずです。

 The task of the miracle worker thus becomes to deny the denial of truth.
 したがって、真理を拒絶するのを否認することが、奇跡を起こす者に課せられた任務となります。

 The sick must heal themselves, for the truth is in them.
 病人たちの中に真理があるのだから、病人が自分自身を癒すに違いありません。

 Yet having obscured it, the light in another mind must shine into theirs because that light is theirs.
 もっとも、病人たちが真理を覆い隠してしまっているので、ほかの者の心の中の光が病人たちの心の中に射し込まなければなりません。なぜなら、ほかの心の中の光と病人たちが覆い隠している光は同じ光だからです。



2. The light in them shines as brightly regardless of the density of the fog that obscures it.
 病人たちの中にある光は、その光を覆い隠している霧の濃さにかかわらず、燦然と光り輝いています。

 If you give no power to the fog to obscure the light, it has none.
 もしあなたがその霧に光を覆い隠す力を一切与えなければ、霧は何の力も持ちません。

 For it has power only if the Son of God gives power to it.
 というのも、その霧が力を持つのは、ただ神の子が霧に力を与えるときだけだからです。

 He must himself withdraw that power, remembering that all power is of God.
 神の子は、あらゆる力は神に由来することを思い出し、自分自身で霧に力を与えるのをやめなければなりません。

 You can remember this for all the Sonship.
 あなたは神の子全体のために、このことを思い出すことができます。

 Do not allow your brother not to remember, for his forgetfulness is yours.
 自分の兄弟がそれを思い出さないままでいるのを容認してはなりません。というのも、兄弟の記憶喪失とあなたの記憶喪失は同じものだからです。

 But your remembering is his, for God cannot be remembered alone.
 しかし、神をひとりきりで思い出すことはできないので、神の子が霧に力を与えることで自分たちがひとつであることを忘れていたのだと、あなたが思い出すことによって、その兄弟も自分たちがひとつだと思い出すことになります。

 This is what you have forgotten.
 独力では神を思い出せないことこそ、まさにあなたが忘れてしまっていることです。

 To perceive the healing of your brother as the healing of yourself is thus the way to remember God.
 このようにして、自分の兄弟が癒されることが自分自身が癒されることだと知覚することが、神を思い出す方法なのです。

 For you forgot your brothers with him, and God's Answer to your forgetting is but the way to remember.
 というのも、あなたは神を忘れるのと一緒に自分の兄弟たちも忘れてしまっており、そして、このあなたの忘却に対する神の大いなる答えが、この思い出す方法にほかならないからです。

名称未設定

3. Perceive in sickness but another call for love, and offer your brother what he believes he cannot offer himself.
 病気の中に、ただ愛を求めるもうひとつの呼び声だけを知覚しなさい。そして、あなたの兄弟に彼が自分では自分に与えることができないと信じているものを差し延べてください。

 Whatever the sickness, there is but one remedy.
 どのような病気であれ、ただひとつの治療法しか存在しません。

 You will be made whole as you make whole, for to perceive in sickness the appeal for health is to recognize in hatred the call for love.
 あなたが兄弟を完全なものにするなら、あなたも完全なものとなるでしょう。というのは、病気のことを健やかでありたいという哀訴として知覚することが、憎しみの中に愛を求める呼び声を認識することになるからです。

 And to give a brother what he really wants is to offer it unto yourself, for your Father wills you to know your brother as yourself.
 そして、兄弟に彼が真に望んでいるものを与えることは、それをあなた自身に差し延べることになります。というのは、あなたの大いなる父は、あなたが自分の兄弟は自分自身なのだと知ることを意図しているからです。

 Answer his call for love, and yours is answered.
 その兄弟の愛を求める呼び声に応えなさい。そうすれば、あなたの呼びかけは応えてもらえるでしょう。

 Healing is the love of Christ for his Father and for himself.
 癒しとは、大いなる父とキリスト自身に対するキリストの愛のことです。



4. Remember what was said about the frightening perceptions of little children, which terrify them because they do not understand them.
 以前に幼い子供たちの恐怖の知覚について述べたことを思い出してください。恐怖の知覚が子供たちを恐れさせるのは、子供たちが自分が怖いと知覚しているものが何なのか理解していないせいでした。

 If they ask for enlightenment and accept it, their fears vanish.
 もし子供たちが自分が何を恐ろしいと知覚しているのか明確に理解できるように求めて、その理解を受け入れるなら、子供たちの恐れは消え去ってしまいます。

 But if they hide their nightmares they will keep them.
 しかし、子供たちが自分たちの悪夢を隠そうとするなら、子供たちは悪夢を保ち続けることになります。

 It is easy to help an uncertain child, for he recognizes that he does not understand what his perceptions mean.
 確信を持てずにいる子供を助けてあげるのは簡単なことです。というのは、その子は自分の知覚するものが何を意味するのか自分がわかっていないと認識しているからです。

 Yet you believe that you do understand yours
 それに比べてあなたは、自分の知覚するものが何を意味するのか自分はちゃんとわかっていると信じています。

 Little child, you are hiding your head under the cover of the heavy blankets you have laid upon yourself.
 幼子よ、あなたは自分に分厚い毛布を被せて、その毛布の下に頭を隠そうとしているのです。

 You are hiding your nightmares in the darkness of your own false certainty, and refusing to open your eyes and look at them.
 あなたは自分自身の間違った確信という闇の中に自分の悪夢を隠して、目を見開いてそれを見るのを拒絶しているのです。
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5. Let us not save nightmares, for they are not fitting offerings for Christ, and so they are not fit gifts for you.
 悪夢を取っておくようなことはやめにしましょう。というのも、そんなものはキリストにふさわしい捧げものではないので、そんなものはあなたにもふさわしい贈り物ではないからです。

 Take off the covers and look at what you are afraid of.
 覆いを取り去って、あなたの恐れているものを直視しなさい。

 Only the anticipation will frighten you, for the reality of nothingness cannot be frightening.
 ただ予期することだけがあなたに恐怖心を抱かせるのです。なぜなら、本当は無でしかないものが恐ろしいものになどなりようがないからです。

 Let us not delay this, for your dream of hatred will not leave you without help, and help is here.
 私たちでこうして恐れているものを直視することに取り組むのを遅らせないようにしましょう。なぜなら、助けなくしては、あなたの見ている憎悪の夢があなたの許を去ることはありませんが、その助け主がここにいるからです。

 Learn to be quiet in the midst of turmoil, for quietness is the end of strife and this is the journey to peace.
 騒乱のまっただ中にあっても、心静かでいることを学びなさい。というのは、静寂こそが争いの終わりであり、この道は平安への旅路だからです。

 Look straight at every image that rises to delay you, for the goal is inevitable because it is eternal.
 あなたの旅路を遅れさせようとして現れてくる一つひとつの虚像を真正面から見つめなさい。というのは、旅路の目的地は永遠であるがゆえに、そこに辿り着くことは必定だからです。

 The goal of love is but your right, and it belongs to you despite your dreams.
 愛という目的地に辿り着くことは、あなたの権利にほかなりません。だから、あなたがどんな夢を見ようとも、愛はあなたに属しているのです。



6. You still want what God wills, and no nightmare can defeat a child of God in his purpose.
 あなたは今なお、神が意図することを望んでいます。そして、いかなる悪夢も神の子の目的を挫くことはできません。

 For your purpose was given you by God, and you must accomplish it because it is his will.
 なぜなら、あなたの目的は神によってあなたに与えられたものであり、それが神の意志であるがゆえに、あなたは必ず目的を成し遂げるからです。

 Awake and remember your purpose, for it is your will to do so.
 目を覚まして、自らの目的を思い出してください。なぜなら、そうすることこそがあなたの意志だからです。

 What has been accomplished for you must be yours.
 あなたのためにすでに成し遂げられているものは、あなたのものであるに違いないのです。

 Do not let your hatred stand in the way of love, for nothing can withstand the love of Christ for his Father, or his Father's love for him.
 あなたの抱く憎しみに愛の行く手を阻ませてはなりません。なぜなら、何ものも、父に対するキリストの愛に、そして、キリストに対する父の愛に逆らうことなどできないからです。

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7. A little while and you will see me, for I am not hidden because you are hiding.
 間もなく、あなたは私を見ることになります。というのは、あなたが隠れているからといって、私まで隠されてしまうわけではないからです。

 I will awaken you as surely as I awakened myself, for I awoke for you.
 私は、自分自身を目覚めさせたのと同じくらい確実に、あなたを目覚めさせるつもりです。なぜなら、私が目覚めたのはあなたのためだからです。

 In my resurrection is your release.
 私が復活することで、あなたは解放されます。

 Our mission is to escape from crucifixion, not from redemption.
 私たちの使命は、キリストの救済から逃れることではなく、キリストの磔刑から逃れることです。

 Trust in my help, for I did not walk alone, and I will walk with you as our Father walked with me.
 私があなたを助けることを信頼してください。というのも、私はひとりで歩んだのではないし、私たちの大いなる父が私とともに歩んでくれたように、私もあなたとともに歩むつもりだからです。

 Do you not know that I walked with him in peace?
 私が平安のうちに大いなる父とともに歩んだことを、あなたは知らないとでもいうのでしょうか。

 And does not that mean that peace goes with us on the journey?
 そして、このことは、私たちの旅路においても、平安が私たちとともに歩んでくれることを意味しないでしょうか。



8. There is no fear in perfect love.
 完全な愛には恐れなどありません。

 We will but be making perfect to you what is already perfect in you.
 私たちはただ、あなたの中ですでに完璧であるものを、あなたにとって完璧なものにしようとしているだけです。

 You do not fear the unknown but the known.
 あなたは未知なるものを恐れているのではなく、すでに知っているものを恐れているのです。

 You will not fail in your mission because I did not fail in mine.
 私が自らの使命を果たすことに失敗しなかったのですから、あなたが自分の使命を果たし損ねるはずがありません。

 Give me but a little trust in the name of the complete trust I have in you, and we will easily accomplish the goal of perfection together.
 私があなたに抱いている完全な信頼に応えて、ほんのわずかでいいので私を信頼してもらいたいのです。そうすれば、私たちは一緒に完全性という目標に容易に到達するでしょう。

 For perfection is, and cannot be denied.
 というのは、完全なるものは確かに実在し、それを否認することなどできないからです。

 To deny the denial of perfection is not so difficult as to deny truth, and what we can accomplish together will be believed when you see it as accomplished.
 完成を拒むのをやめるのは、真理を否認することほど困難ではありません。そして、私たちが一緒に成し遂げることができるものは、あなたがそれをすでに完了したものとみなすなら、信じられるようになるはずです。

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9. You who have tried to banish love have not succeeded, but you who choose to banish fear must succeed.
 愛を追い払おうとして、あなたは成功しませんでした。しかし、恐れを追い払うことを選ぶなら、あなたは必ず成功します。

 The Lord is with you, but you know it not.
 主はあなたとともに在ります。ただし、あなたはそのことを知りません。

 Yet your Redeemer liveth, and abideth in you in the peace out of which he was created.
 それでも、あなたの偉大なる救い主は生きており、自らが創造された平安のうちにあなたの中に留まっています。

 Would you not exchange this awareness for the awareness of fear?
 あなたは恐れの意識を、この平安の自覚に置き換えたいと思わないでしょうか。

 When we have overcome fear--not by hiding it, not by minimizing it, and not by denying its full import in any way--this is what you will really see.
 恐れを隠したり、実際よりも軽視したり、何らかの方法で恐れがありのままに意味することを否認することによってではなく、私たちが恐れを克服したとき、あなたは恐れを平安と交換し、自分の中に救い主が平安のうちに留まっているさまを真に見ることになります。

 You cannot lay aside the obstacles to real vision without looking upon them, for to lay aside means to judge against.
 あなたは、真のヴィジョンで見ることを妨げている障害をしっかり見ることなしには、それらの障害を放棄することはできません。というのも、放棄することは捨て去ろうとするものに価値がないと判断を下すことだからです。

 If you will look, the Holy Spirit will judge truly.
 もしあなたが見ようとするなら、聖霊が正しく裁いてくれるでしょう。

 Yet he cannot shine away what you keep hidden, for you have not offered it to him and he cannot take it from you.
 けれども、あなたが隠し続けるものについては、聖霊も光を当てて消滅させることができません。なぜなら、あなたがそれを聖霊に差し出さなければ、聖霊はあなたからそれを受け取ることができないからです。



10. We are therefore embarking on an organized, well-structured and carefully planned program aimed at learning how to offer to the Holy Spirit everything you do not want.
 そこで、私たちは今から、あなたが望まないものをひとつ残らず聖霊に差し出す方法を学ぶことに狙い定めて体系化され、しっかりと組み立てられ、周到に計画された学習課程に進みます。

 He knows what to do with it.
 聖霊は、あなたから差し出されたものをどう処理すべきか知っています。

 You do not understand how to use what he knows.
 あなたのほうは、聖霊が知っていることをどのように用いればよいか理解していません。

 Whatever is given him that is not of God is gone.
 聖霊に差し出されるものが何であれ、それが神に属さないものであれば、それは消え去ることになります。

 Yet you must look at it yourself in perfect willingness, for otherwise his knowledge remains useless to you.
 しかし、あなたは自分自身で完全な意欲をもって、進んでそれを見なければなりません。というのは、そうしないと、あなたは聖霊の知識を活用できないままになってしまうからです。

 Surely he will not fail to help you, since help is his only purpose.
 当然のことですが、聖霊があなたを助け損ねることなどありえません。なぜなら、助けることだけが聖霊の唯一の目的だからです。

 Do you not have greater reason for fearing the world as you perceive it, than for looking at the cause of fear and letting it go forever?
 あなたには、恐れの原因をしっかりと見極めてそれを永久に手放すよりも、自分が知覚するままに世界を恐れ続けているほうがよい理由などどこにもないのではないでしょうか。


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It’s not how much we give, but how much love we put into giving. – Mother Teresa

 松山 健 Matsuyama Ken
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