このサイトの使い方
You must unlearn what you have learned.
お前は、自分の習得したすべてを忘れ去らねばならん。
Grandmaster Yoda,Star Wars: Episode V The Empire Strikes Back
ヨーダ(「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」より)
Wisdom comes to those who learn nothing, unlearn everything.
叡智は、すべてを忘れ去って何も学ばなくなった者の許へと訪れる。
Anthony de Mello
アントニー・デ・メロ
Half of wisdom is learning what to unlearn.
叡智の半分は、何を忘れるべきかを学ぶことにある。
Larry Niven
ラリー・ニーヴン
Intelligence is what we learn.
知性とは、私たちが習得するものだ。
Wisdom is what we unlearn.
叡智とは、私たちが余計なものを捨て去ることで現れるものだ。
J.R. Rim
J.R. リム
圧倒的インパクト!
奇跡のコースは、本来、1333ページものページに、びっしりと小さな英語の文字が詰まった分厚くて重たい書物なので、書籍という媒体で取り組む場合には、分量に圧倒されて、こんな辞典みたいな本を通読するなんて一生かかっても無理だ!と絶望するのに十分なインパクトを備えています。
その点、電子媒体では、そのようなインパクトを受けずに取り組めることは事実で、これは決して小さなメリットではありません。
それでも、これから始めようという方にとっては、テキスト、ワークブック、マニュアル、等々のどれから手をつけて、どのように学べばよいのか、見当もつかないという状態になってしまうと思います。
コース自体は次にように、その人次第なので、聖霊にお任せして決めればよいと言っています。
コースを学ぶことで不幸になってしまう人も
「In some cases, it may be helpful for the pupil to read the manual first.
ある場合には、生徒にとってマニュアルを先に読むことが役に立つかもしれません。
Others might do better to begin with the workbook.
ほかの生徒にとっては、ワークブックから始めたほうがよいかもしれません。
Still others may need to start at the more abstract level of the text.
さらにほかの生徒は、テキストのより抽象的なレベルから始める必要があるかもしれません。
2. Which is for which?
どのタイプの生徒に、どの始め方がよいのでしょうか
Who would profit more from prayers alone?
ただ祈るだけのほうが、より得るところのあるのはどのような者でしょうか。
Who needs but a smile, being as yet unready for more?
まだ先に進む準備ができていないために、ただ微笑みだけを必要とするのはどのような者でしょうか。
No one should attempt to answer these questions alone.
誰もこのような質問に自分だけで答えを出そうとすべきではありません。
・・・
Ask and He will answer.
尋ねれば、聖霊が答えてくれるでしょう。
The responsibility is His, and He alone is fit to assume it.
その責任は聖霊にあり、聖霊だけがその責務を負うにふさわしい存在です。」(M29 聖霊に任せきる)
コースを学ぶ際にマニュアルから始めるのがよいかワークブックからがよいのかという、コースを学びはじめることを前提にする選択肢だけでなく、「ただ祈るだけのほうが、・・・・」というように、暗にコースを学ばずにいたほうがよい場合もあることも示されています(その仕組みはこちら)。
このサイトを運営しておきながら、こんなことを言うのもなんですが、実際、奇跡のコースを中途半端にかじってしまったがために、コースに触れる以前よりも不幸になってしまう人も決して少なくないはずなので、ピンとこないかぎりは、手を出さないほうがよい人が大多数だと思います。
画面右下に出てくるルーレットのアイコンは、クリック・タップすると、ランダムに記事を選択するボタンですので、ルーレット・アイコンをクリックして最初に出てきたのがワークブックならワークブックから始めるという選び方でもよいと思います。
ルーレット・アイコンをクリックすると、たまに「ハズレ」ページがヒットすることもあります。ハズレを引いた場合は、まだタイミングではないと思って撤退したほうがよいかもしれません。
You have to understand, most people are not ready to be unplugged...
君は理解しなければならない。プラグを抜かれる準備ができていない人がほとんどだということを。
Morpheus
モーフィアス
まずはお試し期間を
ただし、そのように、本格的に取りかかる前に、まずは、試し読みというか慣らし運転的に、ルーレット・アイコンをクリックしながら、出た記事をランダムにいくつか読んでみるということをしばらく続けてみるのがよいと思います。コース本文を読むのがまだキツいという方は、エッセイ部分だけでもよいでしょうし、冒頭の名言だけを読んで、心に響く名言に出合ったらその記事だけ読んでみるという読み方でよいと思います。
アンラーンの学習
奇跡のコースの学習は、知識を覚えて頭に詰め込む通常の学習とは反対に、通常の学習で頭にこびりついた常識というガラクタを取り払って忘れるための学習、つまり、学習棄却、アンラーンです。
近藤麻理恵
アンラーンの学習は、近藤麻理恵さんの「こんまりメソッド」で心がときめくかどうかを基準に感謝しつつ不要なものを廃棄してゆくという作業と同じです。
アンラーンが進めば、どんどん身軽になって、きらきらと輝きを放つ大切なものだけが残っているという心地の良い学びになるはずです。
そして、コースは体系的に整理された学習システムではありますが、必ずしも、最初の章から順を追って読み進めていかないと理解できないという内容ではありません。
というのも、アンラーンによって常識を解体して辿り着こうとするのは、一なる実在という究極のシンプルな真理なので、個別の節では、同じ一つの真理をテーマに即して多様な切り口で表現を変えて語っているだけなので、金太郎飴のように、終始一貫して同じことしか語られてはいないからです。
とはいえ、発想としては常識とは逆のことだけに、読み手の側の心理的な反発は決して小さくはないので、よりいっそう、慣らし運転が必要だといえるでしょう。
というわけで、はじめのうちは、サイト内を回遊して、つまみ読みをしていただくことが大切だと思いますので、まず、より快適にブラウズしていただけるようサイトの構造についての説明をさせていただきます。
サイトの構成
テキストの各節やワークブックのレッスン等のコースを構成する最小単位をモジュールとして記事を掲載し、全体で777(!)記事で構成されています。
基本的に直観的に操作できるようになっていますので、とりあえず、クリックしてみてサイト内・外への移動をしてみてもらうとよいと思います。
■サイトの構造
トップページや検索結果の表示の画面では、個々の記事のタイトルと画像、本文の冒頭部分、カテゴリー等がまとめられた表紙部分がカードのように複数枚並べてグリッド表示されます(阿部寛さんのHPほどではないかもしれませんが、美しい体裁を維持しつつ「爆速」で閲覧できるAkiraさん作のこのすばらしいFC2ブログテンプレートのおかげで、本当にすいすいとページが開くので、記事全体がとても快適に閲覧しやすくなっています。感謝!!)。
カードをクリックすると本文記事が表示されます。
画面右下の太陽と月のマークは、ライト・モードとダーク・モードの切り替えボタンです。
アイコンをクリックすると、画面が暗転、陽転します。
夜間など、ダーク・モードのほうがしっくりくる場合もあるので、利用してください。
記事を探すときは、目次と索引、検索機能を利用してください。
検索と目次を利用したい場合には、PCでは、画面右上に検索窓と各目次に飛ぶボタンが表示されていますし、スマホでは、右上の上向きの矢印をタップすると、検索窓と目次の選択画面が下に向けて展開して出てきますので、使ってください。
検索窓は、全記事を対象としての検索機能です。
個別の記事ページの中でキーワードを検索したいときは、個々のブラウザ依存の検索コマンドによることになります。サファリやクロームでは ⌘(コマンド・コントロール)+F で検索できます。
索引は、画面左上の3本横棒のハンバーガー・メニューをクリック・タップすると利用できます。
また、PC画面右上の目次のタイトルと並んでいるINDEXをクリックすると、索引のページが開きます。
スマホでも同様です。
つまみ読み段階ではなく、本格的に取り組む際には、ワークブックは指示どおり1日1レッスンの原則を守ったほうが望ましいですが、テキストその他については、実際に本文を読んでいただければわかると思いますが、一節読み切り型で読んでも十分理解できる内容になっています(ただし、はじめてテキストに取り組まれる方は第一章から第四章までをしっかり読んでから、そのあとの章を読むようにされたほうがよいと思いますテキスト第一章、7−4)ので、タイトルやイメージ画像を見て関心を持った記事を読むという進め方でもまったく問題ありません。
順番に読まなければならないという意識から解放されれば、分量の多さは苦痛ではなくなり、むしろ楽しみになってくると思います。
■本文ページ
●偉人の名言
各記事の冒頭には、聖書からの引用句や世界の偉人の名言等、その記事の内容を学ぶ際の指針や参考になるような言葉を掲載しています。
顔のアイコンをクリックすると、ウィキペディア等の人物紹介や書籍紹介のページが開きますので、どんな人物か知りたいときはクリックしてみてください。
●管理人のエッセイ
名言の次に、次のような不思議の国のアリスモチーフのアイコンに続けて、管理人のエッセイで、記事の理解の助けになるような本文の補足説明を行なっています。
アイコンをクリックすると、トレロの学習管理ボードに飛びます。
学習管理ボードを自分用に活用する方法は、学習管理ボードに説明していますので、学習の進捗管理や気付きのメモ等にぜひ活用してください。
このリンクでは、自分用のページには飛ばずにテンプレートに飛ぶだけですが、目次代わりに活用できると思います。
アイコンのあとに続くエッセイは、管理人の独断と偏見に満ちたスピリチュアル漫談です。
コース自体が世の常識とは正反対のラディカルな内容であり、それを敷衍してさらにはっきりと表現する内容なので、当然ながら、従来の思考枠組みが大いに揺さぶられることになります。
このリフレーミングは快感を呼ぶので、スピリチュアル方面に関心の向く方にとっては、ときに面白みを感じてもらえることもあると思いますが、それだけに、頭から受け入れてしまうことは、陰謀論にハマるのと同じ、それどころか、それ以上の危険性を伴うといえます(なにしろ、コースは世界や私たちのアイデンティティーに関するテーマを語る本なので)。
ですので、できればコース本文も含めて、そして、管理人のエッセイはよりいっそう、眉に唾をつけながら、ふーん、こういう発想もあるのかぁ、というくらいの捉え方で、コース本文を理解する際のひとつの観点として信用せずに疑うスタンスで読んでいただければと思います。
エッセイで管理人の文章ではない、他の書籍から抜粋して紹介する文章や意見を補足するために引用する文章は、「」で表記し、カギカッコの末尾に()で抜粋元の表示や関連記事のリンクをつけています。
他方で、「」で括りながら、末尾に抜粋や引用の参照先の書籍やウェブサイト等の表記のない文章は、当該記事のエッセイのあとに続くコースの本文の解説のために、コース本文から解説を要する文章を一部抜粋したものです。つまり、エッセイと同じページの後ろのほうで紹介しているコースの本文の文章を解説等のために抜き書きしたもの、ということです。
●コースの本文
そのあと、アイコンがあります。
こちらのアイコンは、テキストやワークブック等の目次へのリンクになっています。クリックすると、目次に飛びます。
アイコンに続いて、コースの本文を紹介しています。
翻訳は、テキスト等の原文の一文ごとに日本語訳を原文の下に表示する日英対訳形式をとっています。
対訳は、聖書や古典文学の翻訳等で用いられることがある形式であり、翻訳だけでなく原文も味わうことができ、かつ、原文と訳文を対比することで、相補的に読者がより深い解釈を行うことができるアドバンテージがあるものです。
訳文は、回りくどくて日本語として読みにくくなることは覚悟の上で、基本的に主語は省かずに直訳調にしています。
ただし、それではなかなか文意が伝わらない個所もあるので、必要な場合には、英文にない単語や文章を付け加えるなど、かなりの意訳をしているところもあります。
この点について、日本語訳のみの場合、意訳したものが誤訳であった場合、読者に与えるダメージは甚大なものになってしまいますが、対訳であれば、原文に戻って検証してもらえるので、思いきって意訳することができるのが対訳形式のよさだと思っています。
同じ理由から、指示代名詞は極力個別の名詞に置換するようにしていますし、同じ英単語についての日本語表記を統一せずに、" guilty"を「罪悪感」、「罪の意識」、「有罪」、「罪」等と文脈に対応させるために必要な場合だけでなく、あえて散らして表記揺れを作っています。
このサイト独自の表記法としては、"Self" 、" Mind"、"Thought"、"Teacher"等、原文で頭文字に小文字と大文字が用いられる言葉がありますが、区別する意味で大文字のほうは「『大いなる』自己」というふうに表記するようにしています。
訳文の文体は、「である」調(常体)ではなく、「ですます調」(敬体)にしています。
これは、愛そのものである優しいイェシュアではありますが、コースは知的なアプローチで論理を道具として説明する本なので、どうしても、ドライでロジカルな文体になりがちで、である調で語ると、ときに、とても冷淡な印象を与えてしまうきらいがあるので、できるだけ柔らかな表現になることを重視してのものです。
コースがこのようにロジカルなツールであるだけに、あえて感性、感情が置いてけぼりになって、コースの学びがアカデミックなものに堕してしまいがちな面があるので、少しでもイェシュアの優しさが伝わるようにとの趣旨です。
●カメさんマーク
テキストとワークブックの本文の途中でかわらしいカメさんマークが出てきます。
このアイコンは、大畑学さんのA Course in Miracles 精読ブログの該当ページに飛ぶリンクになっています。
和訳だけでは文章の意味が掴みきれないとか疑問があるというときに、クリックしてもらうと詳細な解説を読むことができて理解の助けになると思います。
このサイトのブログタイトルは”There Is No Spoon”というちょっとスカしたタイトルなのに、サイトのアイコン等はかわいらしい動物や天使などの画像が満載で、ギャップを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
これは、読者のみなさんには、ただでさえ難解と言われる奇跡のコースを英文つきで読むという素朴に考えてきわめてとっつきにくい作業にお付き合いいただくことからすると、少しでも読み手のハードルを下げるためには、「かわいいは正義」(レッスン182「私は、一瞬じっと静まり、そして、家に帰る」)というこの世界の大原則に則ることが必要かつ有益だと考えるためです。
見慣れてくれば、そのうち違和感はなくなり、心が和んで優しい気持ちになってくると思います。
●動画
テキストではACIM InspirationがYoutubeでジム・スチュワートさんの朗読音声とイメージ画像を公開している節について動画を貼りつけてあります。
ワークブックではBritney Shawleyさんのワークブックの各レッスンの動画を貼り付けてあります。
いずれも優れた副教材ですので、自宅などで再生できる環境で記事を読まれる際には、再生しながら読んでもらうとよいと思います。
●コメント欄
みなさんの学習メモとして使ってもらえればと思っています。
だれもみな、学習の過程で疑問を感じる箇所や誤解しやすい場所があるものです。疑問点を書き込んでもらえれば、ほかに同じ疑問を感じた方の疑問を代弁することになるし、他の読者の方が回答してくれるきっかけにもなると思います。
また、みなさんには、誤字・脱字探しに力をお貸しいただければありがたいと思います。誤字等を見つけたら、その記事のコメント欄にとくにコメントは付けずに、コピー&ペーストで関連個所を貼りつけてもらうだけでたいへん助かります(修正が完了したら誤字の指摘コメントは削除させていただきます)。
■ハンバーガー・メニューで開く左の柱
●タグ、索引
キーワードで本文をピックアップできます。
●365日レッスンをステップメールで配信
ワークブックのレッスン1からエピローグまで、毎朝5時に新聞の朝刊のようにメールが届きます。
自分の意志の力だけで毎日レッスンを継続しようとすると、どうしても途中でペースが崩れてしまいがちですが、毎日、予定通りに定期的に配信されるので、自分の調子や意欲によってブレることなくレッスンを続けられるようになります。
長距離走を横でバイクに乗って伴走してくれるコーチのように役立ってくれるはずです。
ワークブックをはじめようという方はぜひ登録して活用してください!
●おすすめ書籍、オーディオブック、映画等
左の柱では、このサイトでコースを学ぶうえで触れておくことが有益な定番といえる一軍コンテンツをほぼ固定メンバーで表示しております。
各記事本文でもいろいろと参考図書や映画を紹介していますが、それらにましてここで表示しているものは読んだり見たりしていただきたいところです。
とても役に立っています
わたしが 奇跡講座に出会いましてから、数年が経ちます。
いったん、テキストを読み始め、内容の深さに挫折してテキスト読みを中断し、しばらくして、また読み始めては解釈にとまどい、テキスト読みを中断し(笑笑)、読んでは中断、また読んでは中断、そんなことを繰り返してきました。
先日、このブログ There is no spoon に偶然 出会いまして、またテキストを読み始めたところです。
テキストで分かり辛い内容が、このブログの管理人さまの丁寧な ご説明によりまして理解しやすくなったり、また、『カメさんマーク』の大畑学さんの邦訳によって、更に理解が深まったりして、わたしにとりましては、ほんとうにありがたいブログで、助かっています。
わたしの場合は、テキストは途中まで読み、先にワークブックは読み終えた状況です。
何度も、何度も、中断した テキスト読みが、これから このブログの助けを お借りして、再開始出来そうです。
素晴らしいブログに出会えましたことに感謝を述べつつ、わたしのコメントとさせていただきます。