W2ST-7.聖霊ってなに?

2018年11月18日
ワークブック・パート②特別解説 0

聖なるものは、二極対立から自由であり、あらゆる葛藤からも自由です。
自分と兄弟の善はひとつであり同じものであると悟るとき、あなたは聖なるものに対して開かれます。
聖なるものとは、つねに共有されるものです。
それは特定のあるものにだけ属するというものではありません。
そういう特権的独占物はすべて、恐怖心が生み出したものです。あらゆる判断評価は、恐怖心が生み出したものです。

Jesus Christ

イエス・キリスト(ポール・フェリーニ著「無条件の愛 キリスト意識を鏡として」51ページ)





shutterstock_1961013871 (1)_1227061758 (1)


ワークブックパート2から、聖霊とは何かをご紹介します。用語解説の「聖霊」を参照ください。






「5. Accept your Father’s gift.
 あなたの父からの贈り物を受け入れてください。

 It is a call from Love to Love, that It be but Itself.
 父からあなたへの贈り物は、ただ愛そのものであれ、という大いなる愛から大いなる愛への呼びかけです。」


神から私たちへの贈り物が聖霊です。

それは、ただ愛のみであるすべてを持ちすべてである存在だというのに、分離幻想を抱いて自分が愛であることを忘れ去って、無数の罪深く愛に欠ける卑小な生き物として狂気の地獄に自分を幽閉してしまったわが子に正気を取り戻させるための神の無限の愛の贈り物です。

神は愛の神であるがゆえに、私たちに贈り物を強制的に受け取らせることはしません。

神は私たちに贈り物を受け取ってもらえるのを忍耐強く待ってくれています。

私たちも贈り物を受け取って神の愛に応えられるようにしましょう。

そのためには、たいそうな手続きや努力が必要なわけではありません。

日常のすべての瞬間がこの受け取りのチャンスとなります。

すべての瞬間はエゴを選ぶか聖霊を選ぶかの機会だからです。




チェシャ (1) (1)

Workbook Part2

7. What is the Holy Spirit?
聖霊とは何か



1. The Holy Spirit mediates between illusions and the truth.
 聖霊は、さまざまな幻想と真理との間を仲介します。

 As He must bridge the gap between reality and dreams, perception leads to knowledge through the grace that God has given Him, to be His gift to everyone who turns to Him for truth.
 聖霊は必ず現実と夢との間の隙間に橋を架けてくれるので、真に神を頼りにしているすべての者たちへの神からの贈り物として、神が聖霊に与えた慈悲を通して、知覚は知識へと導かれることになります。

 Across the bridge that He provides are dreams all carried to the truth, to be dispelled before the light of knowledge.
 聖霊の築くその橋を渡って、すべての夢は真理の下へと運ばれ、知識の光の前で消し去られます。

 There are sights and sounds forever laid aside.
 そこでは、目に見える光景も耳に聞こえる音響も永遠に放棄されます。

 And where they were perceived before, forgiveness has made possible perception’s tranquil end.
 そして、かつてさまざまな夢が知覚されていたところで、穏やかに知覚が終わることを赦しが可能にします。



2. The goal the Holy Spirit’s teaching sets is just this end of dreams.
 聖霊の教えが定める目標は、ただこのような夢の終焉だけです。

 For sights and sounds must be translated from the witnesses of fear to those of love.
 というのは、目に見えるものや耳に聞こえるものは、恐れを証明するものから愛を証明するものへと変換されるに違いないからです。

 And when this is entirely accomplished, learning has achieved the only goal it has in truth.
 そして、この変換が完全に成し遂げられたとき、学びはそれが真に持つ唯一の目標を達成することになります。

 For learning, as the Holy Spirit guides it to the outcome He perceives for it, becomes the means to go beyond itself, to be replaced by the Eternal Truth.
 というのは、聖霊が自らの知覚する成果に向けて学びを導くとき、学びは、学びそのものを超越して永遠の真理によって置き換わる手段となるからです。



3. If you but knew how much your Father yearns to have you recognize your sinlessness, you would not let His Voice appeal in vain, nor turn away from His replacement for the fearful images and dreams you made .
 もしあなたが、あなたの父がどれほど深く、あなたが潔白であることをあなたに気づかせたいと熱望しているか知ることができたなら、それだけで、あなたは父の大いなる声が空しく呼びかけるままにしたり、あなたが作り出した恐れに満ちた想像や夢の代わりに父が置き換えてくれるものから目を背けたりしようとは思わなくなるはずです。

 The Holy Spirit understands the means you made, by which you would attain what is forever unobtainable.
 聖霊は、永遠に手に入れられないものを獲得しようとして、あなたが作り出した手段のことを理解しています。

 And if you offer them to Him, He will employ the means you made for exile, to restore your mind to where it truly is at home.
 そしてもし、あなたがそれらの手段を聖霊に差し出すなら、聖霊は、あなたが流浪するために作り出してしまったそれらの手段を、あなたの心を真に寛ぐことのできるわが家に戻すために使ってくれるでしょう。



4. From knowledge, where He has been placed by God, the Holy Spirit calls to you, to let forgiveness rest upon your dreams, and be restored to sanity and peace of mind.
 聖霊が神によって置かれた場所である知識の領域から、聖霊はあなたに、自分の夢を赦して、正気と心の平安を回復するようにと呼びかけています。

 Without forgiveness will your dreams remain to terrify you.
 赦しなくしては、あなたの夢はあなたを怯えさせ続けるでしょう。

 And the memory of all your Father’s Love will not return to signify the end of dreams has come.
 それまでは、あなたの父の大いなる愛の記憶が少しでも舞い戻ってきて夢の終焉が訪れたことを告げることはないでしょう。



5. Accept your Father’s gift.
 あなたの父からの贈り物を受け入れてください。

 It is a call from Love to Love, that It be but Itself.
 父からあなたへの贈り物は、ただ愛そのものであれ、という大いなる愛から大いなる愛への呼びかけです。

 The Holy Spirit is His gift, by Which the quietness of Heaven is restored to God’s beloved Son.
 聖霊は、天国の静寂が神の愛し子へと回復されるために与えられた父からの贈り物なのです。

 Would you refuse to take the function of completing God, when all He wills is that you be complete?
 神があなたが完全になることだけを意図しているというのに、あなたは神を完成させるという役目を引き受けるのを拒もうというのでしょうか。


名称未設定





関連記事
 image (1)  image (3) image (4)

It’s not how much we give, but how much love we put into giving. – Mother Teresa

 松山 健 Matsuyama Ken
この記事を書いた人:  松山 健 Matsuyama Ken

コメント0件

コメントはまだありません
未分類 (10)
奇跡のコース (8)
書籍 (3)
朗読 (2)
映画 (2)
アフォリズム (11)
教材 (3)
ネット (1)
テキスト (262)
┣  テキスト第1章(奇跡の意味) (7)
┣  テキスト第2章(分離と贖罪) (8)
┣  テキスト第3章(潔白な知覚) (7)
┣  テキスト第4章(エゴという幻想) (8)
┣  テキスト第5章(癒しと完全性) (8)
┣  テキスト第6章(愛のレッスン) (8)
┣  テキスト第7章(王国の贈り物) (11)
┣  テキスト第8章(戻りの旅路) (9)
┣  テキスト第9章(贖罪の受容) (8)
┣  テキスト第10章(病の偶像) (6)
┣  テキスト第11章(神かエゴか) (9)
┣  テキスト第12章(聖霊のカリキュラム) (8)
┣  テキスト第13章(罪なき世界) (12)
┣  テキスト第14章(真理のための教え) (11)
┣  テキスト第15章(神聖な瞬間) (11)
┣  テキスト第16章(幻想を赦す) (7)
┣  テキスト第17章(赦しと神聖な関係) (8)
┣  テキスト第18章(夢の消滅) (9)
┣  テキスト第19章(平安の達成) (9)
┣  テキスト第20章(神聖さのヴィジョン) (8)
┣  テキスト第21章(理性と知覚) (9)
┣  テキスト第22章(救いと神聖な関係) (7)
┣  テキスト第23章(自分自身との戦い) (5)
┣  テキスト第24章(特別であるという目標) (8)
┣  テキスト第25章(神の正義) (9)
┣  テキスト第26章(移行) (10)
┣  テキスト第27章(夢を癒す) (8)
┣  テキスト第28章(恐れを取り消す) (7)
┣  テキスト第29章(目覚め) (9)
┣  テキスト第30章(新たなる始まり) (8)
┗  テキスト第31章(最後のヴィジョン) (8)
ワークブック・パート① (236)
┣  レッスン1〜10 (11)
┣  レッスン11〜20 (10)
┣  レッスン21〜30 (10)
┣  レッスン31〜40 (10)
┣  レッスン41〜50 (10)
┣  レッスン51〜60 (11)
┣  レッスン61〜70 (10)
┣  レッスン71〜80 (10)
┣  レッスン81〜90 (11)
┣  レッスン91〜100 (9)
┣  レッスン101〜110 (10)
┣  レッスン111〜120 (11)
┣  レッスン121〜130 (10)
┣  レッスン131〜140 (10)
┣  レッスン141〜150 (11)
┣  レッスン151〜160 (10)
┣  レッスン161〜170 (10)
┣  レッスン171〜180 (11)
┣  レッスン181〜190 (11)
┣  レッスン191〜200 (10)
┣  レッスン201〜210 (11)
┗  レッスン211〜220 (10)
ワークブック・パート② (159)
┣  ワークブック・パート②特別解説 (16)
┣  レッスン221〜230 (10)
┣  レッスン231〜240 (10)
┣  レッスン241〜250 (10)
┣  レッスン251〜260 (10)
┣  レッスン261〜270 (10)
┣  レッスン271〜280 (10)
┣  レッスン281〜290 (10)
┣  レッスン291〜300 (10)
┣  レッスン301〜310 (10)
┣  レッスン311〜320 (10)
┣  レッスン321〜330 (10)
┣  レッスン331〜340 (10)
┣  レッスン341〜350 (10)
┣  レッスン351〜360 (10)
┗  レッスン361〜365 (3)
マニュアル (42)
┣  マニュアル1~3 (4)
┣  マニュアル4 (10)
┣  マニュアル5~10 (6)
┣  マニュアル11~20 (9)
┗  マニュアル21~30 (10)
心理療法 (13)
┣  心理療法 第1章 (2)
┣  心理療法 第2章 (8)
┗  心理療法 第3章 (3)
用語解説 (8)
祈りの歌 (15)
┣  祈りの歌 第1章 (7)
┣  祈りの歌 第2章 (4)
┗  祈りの歌 第3章 (4)