There Is No Spoon

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キリストとはあなたのことです!

あなたこそ、キリストです。

あなたこそ、救世主です。


あなたはこの結論を受け入れられますか?

神を冒涜しているように感じるでしょうか?

それでも、それが事実です。




誇大妄想を抱くエゴは、こう言われると増長するかもしれません。

あるいは、自分を卑下するエゴは、自分には荷が重過ぎるといって萎縮するでしょう。

しかし、「あなた」とはエゴのことではありません。

真の自己、神の子としての大いなる自己のことです。

あなたが自分がキリストであることを思い出して、真の自分のアイデンティティーを回復することが世界を救うことになるとコースは繰り返します。

イェシュアは、二千年前に、この事実を思い出した人間でした。

そして、彼は、今、あなたに自分と同じように、真の自分がキリストであることを思い出すようにと呼びかけています。


奇跡のコースのこのような物言いについては、謙虚に信仰を抱かれている方の中には、非常に強い違和感ないしは反発を感じる方もいらっしゃるはずです。

父と子と聖霊は一体だとしても、自分はその中には入っておらず、救ってもらう立場ではあっても、自分が救い主だなんておこがましい、そのように考えることは、高みにいらっしゃる聖なる存在を貶めることだと思うのは、エゴの観点で言うならば、小さな自分の分際を弁える意味で大切なことです。

しかし、そこで留まってそれでよしとすることはできるでしょうか。

自分とは切り離された僕にすぎない人の子たちが、おとなしい羊の群れのように従順であることを上から見下ろして神は喜んでいるというのでしょうか。

真の愛の神であるなら、そこで留まることはないのではないでしょうか。

自らに等しい価値あるものとして創造したわが子に自分の真価を思い出して欲しいと望みこそすれ、そうすることを傲慢であるとして不快に思ったり罰したりしようとするはずがないとは思わないでしょうか。



「10. あなたは、神の心の中で、完全に何ものにも変えがたいものです。

 神の心の中で、あなたの役目を埋められる者は、ほかには誰もいません。そして、あなたが自分の役目を放棄している間ずっと、空っぽになっているあなたの永遠の居場所は、あなたの帰りをただ待つばかりです。

 神は自らの声を通じて、あなたにそのことを思い出させようとします。そして、神自ら、あなたが拡張したものを、神の心の中に大切に保管してくれています。

 しかし、あなたが神の心へ戻るまでは、あなたは自分が拡張したものを知ることはありません。

 あなたは神の王国を取り替えることはできません。そして、あなた自身を取り替えることもできません。

 あなたの価値を知っている神は、そんなことはさせないし、だからこそ、実際に、王国もあなた自身も取り替えられてなどいません。

 あなたの価値は、神の心の中にあります。だから、あなたの価値は、あなたの心の中だけにあるのではありません。

 神が創造したままに自分自身を受け入れるために、あなたは傲慢でいることなどできません。なぜなら、あなたの価値を受け入れることは、傲慢さを否定することだからです。

 あなたを矮小なものとして受け入れることの方こそ、傲慢なことです。なぜなら、あなたを矮小なものとして受け入れることは、あなたの自分自身についての評価の方が神の評価よりも正しいとあなたが信じていることを意味するからです。」(テキスト 第九章 八 壮大さ対尊大さ)


神の子キリストとしての真価を思い出すことは冒涜でも傲慢でもない、エゴに従う小さな自分の了見で、価値判断をして、自分が神の子であるという神の思いよりも、自分は矮小な存在にすぎないという自分の裁きのほうが正しいと、神の評価を蔑ろにすることのほうが傲慢だということです。



それでは、キリストについて述べる一節、用語解説から「イエス - キリスト」をご紹介します。ワークブックパート2、6キリストとは何かも参考になると思います。




イエス・キリストの名前も参考になると思います。







Jesus - Christ
イエス - キリスト






1. There is no need for help to enter Heaven for you have never left.
 あなたは一度も離れてなどいないので、天国へと入るためには、何の助けも必要ではありません。

 But there is need for help beyond yourself as you are circumscribed by false beliefs of your Identity, which God alone established in reality.
 しかし、あなたが現実において神だけが確立した自分のアイデンティティーについて間違った信念を抱くことによって、雁字搦めになってしまっている自分自身を超越するために手助けが必要なのは確かです。

 Helpers are given you in many forms, although upon the altar they are one.
 祭壇においては、彼らは一つのものですが、あなたにはいろんな形で、助け手が与えられています。

 Beyond each one there is a Thought of God, and this will never change.
 一人ひとりの助け手の向こう側には、一つの神の大いなる思いがあり、この神の思いは決して変わることはありません。

 But they have names which differ for a time, for time needs symbols, being itself unreal.
 しかし、彼らは時に応じて違った名前を持ちます。というのは、時間は、それ自体が架空のものなので、象徴を必要とするからです。

 Their names are legion, but we will not go beyond the names the course itself employs.
 彼らの名前は無数にあります。しかし、私たちは、コース自体が用いる名前のほかに名前を使うことはしません。

 God does not help because He knows no need.
 神は何の必要もないと知っているので、神が助けるということはありません。

 But He creates all Helpers of His Son while he believes his fantasies are true.
 しかし、わが子が自分の空想が本物だと信じ込んでいる間は、神はわが子のためのすべての助け手を創造してくれます。

 Thank God for them for they will lead you home.
 神が創造してくれる助け手たちがあなたをわが家へと導いてくれることに対して、神に感謝を捧げるがよいでしょう。






2. The name of , Jesus, is the name of one who was a man but saw the face of Christ in all his brothers and remembered God.
 イエスという名前は、すべての兄弟たちの中にキリストの顔だけを見て、神を思い出した人間の名前です。

 So he became identified with Christ, a man no longer, but at one with God.
 それゆえに、イエスは、もはや一人の人間ではなく、神と一つのものであるキリストと同一化したのです。

 The man was an illusion, for he seemed to be a separate being, walking by himself, within a body that appeared to hold his self from Self, as all illusions do.
 イエスという人間も一つの幻想でした。というのも、彼は、すべての幻想がそうであるように、彼の小さな自己を大いなる自己から分離したまま保つように見える一つの身体の中にあり、彼自身で歩く、一つの分離した存在のように見えたからです。

 Yet who can save unless he sees illusions and then identifies them as what they are?
 しかし、その人が幻想を目にして、それから、それらをありのまま幻想にすぎないと見極めるのでないかぎり、いったい誰が幻想から救うことができるというのでしょうか。

 Jesus remains a Savior because he saw the false without accepting it as true.
 イエスは救世主であり続けます。なぜなら、彼は、それを真理として受け入れることなく、偽りを見たからです。

 And Christ needed his form that He might appear to men and save them from their own illusions.
 そして、キリストは、人類の前に姿を現し、彼らを自分たち自身の幻想から救うことができるように、イエスという形を必要としたのです。






3. In his complete identification with the Christ–the perfect Son of God, His one creation and His happiness, forever like Himself and One with Him–Jesus became what all of you must be.
 イエスが、神の唯一の創造物にして神の喜びであり、永遠に神自身に似たものとして神と一体の存在である完璧な神の子としてのキリストと全面的な同一化を果たすことで、イエスはあなたたちみんながあるべき存在となったのです。

 He led the way for you to follow him.
 イエスは、彼に従うようにと、あなたたちのために道を先導してくれたのです。

 He leads you back to God because he saw the road before him, and he followed it.
 イエスは、あなたたちを神へと戻るよう導いてくれます。なぜなら、彼は自分の前にその道を見て、その道を辿ったことがあるからです。

 He made a clear distinction, still obscure to you, between the false and true.
 イエスは、あなたにはまだぼやけている偽りと真理との間に明確な区別を付けたのです。

 He offered you a final demonstration that it is impossible to kill God's Son; nor can his life in any way be changed by sin and evil, malice, fear or death.
 イエスは、神の子を殺すことなど不可能であり、また、罪や不幸、悪意であるとか、恐れや死によっても、神の子の生命はいかようにも変えられることはないとの最後の実証を差し延べました。




4. And therefore all your sins have been forgiven because they carried no effects at all.
 それゆえ、あなたたちの罪のすべては、すでに赦されているのです。なぜなら、あなたたちのすべての罪にはまったく何の結果も伴わないからです。

 And so they were but dreams.
 だから、罪というものはすべて、夢でしかなかったのです。

 Arise with him who showed you this because you owe him this who shared your dreams that they might be dispelled.
 あなたたちに罪が夢にすぎないと示してくれたイエスと共に復活してください。なぜなら、あなたたちは、自分の夢の数々が払拭されるように、それらの夢を分かち合って、罪が夢でしかないことを示してくれた彼に負うところがあるからです。

 And shares them still, to be at one with you.
 そして、あなたと一つになるために、彼は、なおも夢を分かち合ってくれているのです。




5. Is he the Christ?
 彼はキリストでしょうか。

 O yes, along with you.
 もちろん、その通りです。あなたと一緒です。

 His little life on earth was not enough to teach the mighty lesson that he learned for all of you.
 彼の地上での短い生涯は、彼があなたたちみんなのために学んだ力強いレッスンを教えるには十分長いものではありませんでした。

 He will remain with you to lead you from the hell you made to God.
 イエスは、あなたが作り出した地獄からあなたを神の下へと導くために、あなたと共に留まってくれるでしょう。

 And when you join your will with his, your sight will be his vision, for the eyes of Christ are shared.
 そして、あなたが自分の意志をイエスの意志に結び合わせたとき、あなたにはキリストのヴィジョンによる視界が開けることでしょう。というのも、キリストの目は分かち合われているからです。
 
 Walking with him is just as natural as walking with a brother whom you knew since you were born, for such indeed he is.
 イエスと共に歩むことは、自分が生まれたときから知っている兄弟と一緒に歩むのと同じように本当に自然なことです。というのも、実際にイエスはその通りあなたの兄弟だからです。

 Some bitter idols have been made of him who would be only brother to the world.
 ただこの世界にとって兄弟であろうとしただけであったイエスについて、たくさんの敵意に満ちた偶像がでっちあげられてきました。

 Forgive him your illusions, and behold how dear a brother he would be to you.
 あなたの幻想のイエスを赦してください。そして、彼がどんなにあなたにとって親愛なる兄に違いないかよく見てください。

 For he will set your mind at rest at last and carry it with you unto your God.
 というのも、イエスは、あなたの心を最後には休ませて、あなたと一緒にその心をあなたの神の下へと運んでくれることになるからです。






6. Is he God's only Helper?
 イエスは、神の唯一の助け手なのでしょうか。

 No, indeed.
 もちろん、そんなことはありません。

 For Christ takes many forms with different names until their oneness can be recognized.
 というのは、それらの一体性が気づかれうるまでは、キリストは異なる名前を持ったたくさんの形態をとることになるからです。

 But Jesus is for you the bearer of Christ's single message of the Love of God.
 しかし、イエスはあなたにとって、神からキリストが託された唯一の愛のメッセージを運んでくれる存在です。

 You need no other.
 あなたには、ほかには誰も必要ありません。

 It is possible to read his words and benefit from them without accepting him into your life.
 イエスを自分の人生の中に受け入れることをせずに、彼の言葉を読むだけでも、そこから恩恵を受けることは可能です。

 Yet he would help you yet a little more if you will share your pains and joys with him, and leave them both to find the peace of God.
 しかし、もしあなたが自分の苦しみや喜びをイエスと分かち合い、神の平安を見出すために、苦しみも喜びも両方とも手放すなら、イエスはなお、少なからずいっそう、あなたのことを助けられるでしょう。

 Yet still it is his lesson most of all that he would have you learn, and it is this:
 しかし、イエスが何にもまして、なおもあなたに学ばせたいと意図しているのは、彼のレッスンであり、それは次のようなことです。



There is no death because the Son of God is like his Father.
神の子は彼の大いなる父と同じものなので、死は存在しません。

Nothing you can do can change Eternal Love.
あなたにできる何かが、永遠の愛を変えるということは一切ありえません。

Forget your dreams of sin and guilt, and come with me instead to share the resurrection of God's Son.
罪と罪悪感にまみれたあなたの夢の数々など忘れてしまいなさい。そして、その代わりに私と一緒に、神の子の復活を分かち合うために来てください。

And bring with you all those whom He has sent to you to care for as I care for you.
そして、私があなたを愛するように、あなたに面倒を見るようにと神があなたに遣わした者たちみんなを、自分と一緒に連れて来てください。








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